こんにちは。
来月は8月、お盆が近いからか祖母のことを思い出しました。
90代で亡くなりましたが、沢山の思い出があります。
小学生の頃は、朝は自宅から出発して、帰りは祖母宅に戻りました。
祖母は自転車でパートに通っていたので、孫たちは「小屋」でおやつを食べながら待っていました。おやつにはメモが添えてあり「おかへり。ここにゐてね」と旧字体で書いてありました。
小屋には畑道具などが収納されていました。祖母は私、きょうだい、いとこの世話をしてくれました。賑やかで、ミニ学童のような感じです。
学校が終わると子ども同士で楽しく、宿題をしたり遊びながら時間を過ごせました。
パートの帰りに50円~100円のお菓子を買ってくれることもありました。「今日のおやつ」を探して一生懸命選んだものです。
この「第2の家」は庭と畑があり、バラなど季節の花がありました。野菜を摂ったり、土を掘って遊んだり、木の枝でパチンコを作ったり、草の生えている堤防を滑ったり、近くの川で石投げをしたりして、自然の中で遊んでいました。ノビノビ遊べて、今思うといい環境だったな~。
おやつ、夕食が終わり、時々はお風呂も入ってから、母の車で自宅に移動するというスケジュールでした。
夕食は畑で採れた野菜、初めての料理も習いました。
ほうれん草のおひたしです。
ほうれん草をゆでて、冷水をかけてぎゅ〜っと手で絞る。
絞り方のコツを、見よう見まねで覚えました。
唐揚げなど難しいレシピは、祖母が料理する手順を見守っていました。
お風呂は木材の丸い浴槽で、木の香りがしました。子どもには熱かったけれど、1から100まで数えてからお風呂を出るのが習慣でした。
祖母は、基本的には物静かで優しく、コツコツ働くひとでした。祖父は子どもたちが学生の頃、亡くなったそうです。苦労もあったと思うけれど、3人の子育てと4人の孫の世話をしてくれました。
前掛けをして大葉の仕事をしていたので、ほのかに大葉のよい香りがしました。
農作業で手をハチに刺されたこともありました。
近所の人とも野菜を交換したり、仲良くしていました。
習い事の習字を楽しんでいました。
朝や夕方は、仏壇の前に座ってお経を唱えていました。
シンビジュームなど、花が好きで、家の中も庭も、いつも花に囲まれていました。
いろんな思い出が蘇ってきて、こうして書いていると自然と涙が出てきます。寂しいのではなく、
心が温かくなるような懐かしさ。
約40年間、家族として一緒に過ごすことができて幸せです。
ありがとう。
またいつか会おうね。
訪問ありがとうございます。それではまた。